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相手に伝わる愛情表現のコツとは?

あなたはパートナーに愛情を伝えたいとき、どのような行動で相手に愛を伝えますか?
愛情を言葉にして伝えるでしょうか。
それとも、喜んでくれそうなプレゼントを贈るでしょうか。
人それぞれ答えがあると思います。

夫婦が強く結ばれるには?結婚における価値観の取扱いでは、
「価値観は違って当たり前であるということ」をお伝えしました。

「価値観」=「何を大切にしているか」ということ。

この価値観「何を大切にしているか」を基に、人は日常の行動を起こしています。
そして普段何気なくとっている夫婦のコミュニケーションも同様です。

今回は、パートナーへより愛情が伝わりやすくなる、
「愛情表現のコツ 5つの方法」をお届けします。

目次

  1. 価値観から見る夫婦のコミュニケーション
  2. すれ違いを生まないコミュニケーションのコツとは?
  3. 「5つの愛の言語」
  4. 言語タイプを知るには?
  5. 結びに

価値観から見る夫婦のコミュニケーション


夫婦のコミュニケーションにおける価値観とは、
「何に愛情を感じるのか」「何をされると愛情を感じるのか」というものです。

しかし、そもそもコミュニケーションは「伝わらないが前提」と言われることもあるくらい、
取り扱いには注意が必要なのです。

なるべく避けたい夫婦のすれ違いは、
このコミュニケーションが不足していたり、
うまく伝わっていなかったりすることが原因になっている場合が多くあります。

すれ違いを生まないコミュニケーションのコツとは?


夫婦間のコミュニケーションで重要なこと。
それは「相手に伝わる愛情表現ができているか」です。
あなたの愛情表現は、パートナーにしっかりと伝わっていますか?
パートナーからの愛情表現は、あなたにとってうれしい・心地いいものでしょうか?
愛情表現方法にはコツがあります。

ニューヨークタイムズのNo.1ベストセラー
「愛を伝える5つの方法」(マリッジカウンセラー:ゲーリーチャップマン著)の中では、
母国語がそれぞれ違うように、愛を伝える言語パターンにもそれぞれ違いがあること紹介しています。

“人が愛情を感じ、満たされる要素は5つ存在していること。
そして、人はそれぞれ5つの要素における優先順位が異なる為、
相手に沿ったアプローチが重要であるとされています。”

求めているものと異なるアプローチは、夫婦のすれ違にい繋がります。
要は、自分がされて嬉しいことを基準にして相手にアクションを起こすのではなく、
相手がされて嬉しいことを基準にしてアクションを起こすことで、
相手に愛情が伝わりやすいということです。

「5つの愛の言語」


人が愛情を感じ、満たされる5つの要素を
言語パターンにした「5つの愛の言語」を紹介します。

①肯定的な言葉(Words of affirmation)=言葉で伝える愛
感謝・励まし・褒めるようなポジティブな言葉で愛を感じます。
「愛してるよ」「ありがとう」など、しっかりと言葉にして相手に伝えることが重要です。
肯定的な言葉による愛情を感じやすいため、その分否定的な言葉には非常に敏感な人も多いです。
言葉は一度相手に伝えたら取り返しがつかないものです。大切に扱いましょう。

②クオリティ・タイム(Quality time)=2人の時間を過ごすことで伝える愛
相手と一緒に上質な時間を過ごすことで、愛を感じます。
ただ、何かの片手間に一緒に過ごすだけでは物足りないと感じ、
「自分にちゃんと注意が向いている状態」であることが条件となります。
一緒にいるときに携帯に夢中になって、喧嘩してしまった。
このような喧嘩が多い人は、相手が「時間」を大切にしているのではないでしょうか?
短時間だけであったとしても、きちんと相手に集中できる時間を作っていきましょう。

③贈り物(Receiving gift)=プレゼントを贈ることで伝える愛
誕生日プレゼントやアニバーサリーの花束など、物を通して愛を感じます。
その「プレゼント自体」が嬉しいだけではなく、
「自分のために選んでくれた」という行程を想像し、満たされます。
高価なものである必要はありません。
日頃から、ちょっとしたプレゼントや手紙などを贈ってみてはいかがでしょうか。

④サービス行為(Acts of service)=家事を手伝うなどで伝える愛
相手の言葉以上に、相手からの行動で愛を感じます。
例えば、洗濯をしてくれたり、疲れているときにはマッサージをしてくれたりなど、
実際に行動を起こしてもらえることで満たされます。
「そんなことまでやってくれたんだ」という、日々の小さな気遣いが愛情に繋がるため、
やっておいて欲しいと思っていることを先回りして行動してみましょう。

⑤身体的なタッチ(Physical touch)=ボディタッチで伝える愛
身体的なタッチで愛を感じます。
ハグやキスなどのスキンシップを通して相手の「ぬくもり」を感じることで、愛情を感じています。
スキンシップが足りていない場合、「愛されていないのでは?」と感じることもあるため、
積極的に相手に触れて愛を伝えていきましょう。

言語タイプを知るには?


言語タイプを知るには、以下の質問について考えてみましょう。
パートナーにこれらの質問をすることで、言語タイプを知ることができます。

・いつもどんな風に愛情表現している?
・愛情表現について、どんなことに不満がある?
・愛情表現について、どんなことをしてほしいと思っている?

言語タイプが複数当てはまっても大丈夫。
2つ以上当てはまる場合は、優先順位を考えてみましょう。

結びに


人それぞれ言語タイプは異なります。
自分の言語で伝えるだけでは、あなたの愛情は正しく相手に伝わらないかもしれません。
この「愛をつたえる5つの方法」は、パートナーだけではなく家族・友人に対しても効果的です。
自分の言語タイプを知り、相手に伝えること。
そして、相手の言語タイプを理解した上で、相手の言語で愛情表現をしていきましょう。


◆参考文献
愛を伝える5つの方法 / ゲーリー チャップマン (著)